女川一中出身者・有志の支援団体
女川に元気を送る会                     

 

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《挨 拶》

『女川に元気を送る会』

代表世話人  村 井 善 郎 (鰐陵37回生)

 

 

 平成23年3月11日発生した東日本大震災により,石巻地方は甚大な被害を受けました。私たちのふるさと女川町も例外ではありません。住宅の7割が被害を受け,人的には総人口の約1割にあたる936名の死者,行方不明者を数えました。まさに「壊滅的被害」でした。

震災が起きたあのときから遠くに居住していても,ふるさとに愛着心を持つ「女川人」の私たちは,何か,早く支援をしなければと考え,3月末には最も不足していると言われた女性の下着を,後ろが見えなくなるまでワゴン車に積んで現地まで運びました。

49日には「女川に元気を送る会」を起ち上げました。復興を目指し,歯を食いしばって頑張っている女川の人達に,もっと頑張れなどとはとても言えません。せめて女川の人達に元気を送りたい,との思いでした。

最初は支援金を集めました。3ヶ月足らずの間に全国から約1,000万円の義援金が集まり,7月に女川に届けました。11月には東京在住の歯科医師を中心としたウェイアウト東京ビッグバンドに協力いただき,稲井と野球場の仮設住宅へ音楽慰問を果たしました。小学校の先生,PTA会長など町の人達ともこれからの支援の内容について話し合いました。来る平成24年2月には女川1中の立志式のお手伝いをする予定です。

 

 災害直後から予測されたように,最近の被害地では失業率が低下し,職と未来を求める若者を中心とした労働人口の流出が続いている,と報道されています。 震災による健康障害(PTSDなどを含む)も増加しているようです。しかしながら私たちが接することが出来た女川の人達は,皆前向きで意欲に溢れていました。

 私たちはそんな女川の人達にさらに元気を送ることが出来るようよう,皆の力を結集し,今後もできる限りのお手伝いを続けます。